ICL手術を受けたとして、ずっとコンタクトレンズを使い続けた場合の料金と比較して安いのか?高いのか?
計算により疑問に終止符を打ちます。
結論
こちらのグラフはICLをした場合とコンタクトレンズを使い続けた場合との費用比較です。



コンタクトレンズは価格.comとAmazonの最安値で算出。
結論を言います。
これから30年ソフトコンタクト使うなら、ICLした方が安いです。
ハードコンタクトを使っている方は、ICLしない方が安いです。
詳しく知りたい方は以下にお進みください。
ICLの価格
ICL初期費用
本記事で用いるICL料金は、2020年5月7日時点の品川近視クリニック公式サイトを元に算出します。
最新の価格は以下からご確認ください。
公式サイトでICL料金が分かりました。
・近視度数-5D未満:46万円
・近視度数-5D以上:53.7万円
※乱視の場合:+10万円
(いずれも税込)
つまり料金が最も高くなるケース(両目とも0.1より悪くて両目とも乱視)で最大63.7万円という初期費用が掛かります。
ICLの初期費用は最大で
63.7万円
※術後3年間の定期健診代金および処方されるお薬代を含む
※紹介割引クーポンを使えば3万円割引で60.7万円
ICL維持費
手術後すぐの目薬期間を除けば、ICLにお手入れは必要ありません。
基本的に維持費は一切掛からないということです。
ただ、定期検診:5,000円(お薬代含む)だけは毎年受けることが推奨されています。
最初3年間の定期検診代は初期費用に含まれているため無料です。
ICL手術4年目以降、毎年律義に有料の定期検診に通うと仮定します。
ICL維持費(定期検診代およびお薬代)は
手術4年目以降
5,000円/年
これまでの結果を総合すると、
ICL費用合計
ICL総費用(初期費用+維持費)の推移は
10年目…67.2万円
20年目…72.2万円
30年目…77.2万円
コンタクトレンズの費用
レンズ代と洗浄液代だけで計算します。
診察代その他もろもろは全部無料と仮定します。
コンタクトレンズ側に超有利な仮定です!
レンズ価格データ
コンタクトレンズにはソフトやハードなど種類がありますが、各種類ごとに価格.com人気ランキング1位の商品の最安値(送料込)で比較します。
レンズ種類 | 商品名 | 枚数 | 1枚の 使用期間 | 価格 |
---|---|---|---|---|
ソフト 1day 使い捨て | ワンデー アキュビュー トゥルーアイ | 90枚 | 1日 | 6,200円 |
ソフト 2weeks 使い捨て | アキュビュー オアシス | 6枚 | 14日 | 2,090円 |
ソフト 1month 使い捨て | エア オプティクス EX アクア | 3枚 | 30日 | 2,095円 |
ハード | メニコンZ | 1枚 | 3年 | 7,287円 |
レンズ洗浄液価格データ
レンズの洗浄液についても価格.com人気ランキング1位商品で比較します。
価格はAmazonの方が安かったのでそちらで比較します。
洗浄液 | 商品名 | 本数 | 1本の 使用期間 | 価格 |
---|---|---|---|---|
ソフト用 | エーオーセプト クリアケア 360ml | 3本 | 30日 | 2,280円 |
ハード用 | シンプルワン 240ml | 3本 | 50日 | 3,562円 |
コンタクト費用合計
これらのデータから年間費用を算出します。
レンズ種類 | レンズ 年間費用 (両目分) | 洗浄液 年間費用 | 合計 年間費用 |
---|---|---|---|
1day使い捨て | 50,289円 | 0円 | 50,289円 |
2weeks使い捨て | 18,163円 | 9,247円 | 27,410円 |
1month使い捨て | 16,993円 | 9,247円 | 26,239円 |
ハード | 4,858円 | 8,668円 | 13,526円 |
1dayの年間費用5万円超えは中々衝撃的ですね…。
2weeksや1monthの約2倍の費用が掛かることになります。
逆にハードレンズは圧倒的に安いですね!
ずっとコンタクトレンズを使うと一体いくら掛かるのかそれぞれまとめます。
1dayコンタクトレンズ累計費用(レンズ代+洗浄液代のみ)の推移は
10年…50.3万円
20年…100.6万円
30年…150.9万円
2weeksコンタクトレンズ累計費用(レンズ代+洗浄液代のみ)の推移は
10年…27.4万円
20年…54.8万円
30年…82.2万円
1monthコンタクトレンズ累計費用(レンズ代+洗浄液代のみ)の推移は
10年…26.2万円
20年…52.5万円
30年…78.7万円
ハードコンタクトレンズ累計費用(レンズ代+洗浄液代のみ)の推移は
10年…13.5万円
20年…27.1万円
30年…40.6万円
まとめ
以上の計算をまとめると、冒頭でお見せした比較グラフが描けます。



コンタクトの定期購入や毎日の洗浄の手間、そしてICLの利便性を考えたら、
ICL手術はとてもコスパが良い!
と思います。
さて、これ以降はリアルな話を考えてみます。
白内障手術というタイムリミット



白内障手術をする年齢
ICL手術をしていようと、コンタクトレンズをしていようと、白内障になったら手術をしなければなりません。
折角ICLをするなら、白内障手術までに元を取りたいですよね。
そもそも、一体何歳くらいで白内障手術を受けなきゃいけないんでしょうか?
白内障手術を受ける平均年齢を調べたところ、以下の記事が見付かりました。
現在、白内障手術を受ける平均的な年齢は70歳です。実際はばらつきが大きく、50代~100歳と幅広い年齢の方が受けています。近視の強い人は意外と早く、平均63歳です。
レーシック手術経験者では若年齢化も!70代以上で90%超、誰も避けられない「白内障」 | 老眼、眼精疲労、目の病気 | 健康 | ダイヤモンド・オンライン https://diamond.jp/articles/-/61074?page=3
ICLを検討する方は近視の強い人が多いと思いますので、白内障手術を受ける平均年齢は63歳と仮定しましょう。
63歳までに元を取れるのかどうか…!
では白内障手術を行う年齢になるまでに掛かる費用で改めて比較してみましょう。
63歳までにICLで元が取れる方
63歳というタイムリミットを踏まえた上で、ICLで元を取れる方は、
・1dayを毎日使っている、現在49歳以下の方
・1dayを2日に1回の頻度で使っている、現在32歳以下の方
・2weeksを使っている、現在35歳以下の方
・1monthを使っている、現在33歳以下の方
以上の方はコンタクトを止めてICL手術をした方が安く済みます。
(以上に該当しなくてもICLの方が安くなる可能性があります)
他にもICLには様々なメリットがありますので、導入を検討してみる価値はあると思います。
ICLのメリットやQ&Aは以下にまとめていますのでご覧ください。
ちなみに
・ハードレンズを使っている方はそのまま使い続けた方が安い
です。
ハードはめちゃくちゃコスパ良いです。
ハードレンズに特に不満が無いのであれば、ICLをする必要は全くないと思います。
おまけ情報
ここまではICLを全部盛り(目が悪くて乱視ありでクーポン使わない)の料金で計算していました。
実際にはICLはもっと安くなりますので、その方法をご紹介します。
・紹介割引クーポンを使えば2~3万円安くなります
・乱視が不要の場合は片目5万円ずつ安くなります
・元の視力が約0.1以上ある場合は片目3.8万円ずつ安くなります
・確定申告で医療費控除すれば5~10万円程度戻ってきます。
逆にコンタクトはもうちょいお金が掛かっていると思います。
・別で眼鏡を作ると費用が上がります
・定期検診など診察代が掛かると費用が上がります
・レンズの紛失や傷、変形、異物付着などで買い直すと費用が上がります
・ハードレンズは1枚当たり3年間使えていないと費用が上がります
・目薬を使う方はその分費用が上がります
以上でおしまいです。
この記事が少しでも参考になったなら嬉しいです。
ご相談窓口&紹介割引クーポン



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また、もし品川近視クリニック(名古屋院以外もOK)でICLやレーシックを受けるのであれば、紹介割引クーポンをお渡しできます。
ICLの場合は度数によりますが2万~3万円の割引が受けられます。
お支払い時までに受付に提出(スマホ画面を見せるだけ)すると割引が適用されます。
クーポンが欲しいだけの方もお気軽にDMどうぞ!
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